いろんな意味で面白かった

四畳半神話大系 (角川文庫)

森見 登美彦 / 角川書店


同じ時空に少しずつ異なる世界
しつこいくらいに繰り返し畳み掛ける文体
実にシュールであります
癖になるます
しつこさにうんざりします
笑えます
曲者だらけ怪しくてで馬鹿ばかりです

あ~~面白かった(^^)

食堂かたつむり

小川 糸 / ポプラ社


これはずっと読みたいと思ってたのに何故か買ってなかった本
お友達に借りた本の中にありました
やった!と思って早速読みました

非常に衝撃的
逆の意味で忘れられないと思った一冊

以下かなりボロクソ言ってますので
この本大好きって方はご遠慮ください(^^;





途中からこれってホラー??スプラッタ??
って思うほどとても怖かった
グロイのはとて苦手なので泣きそうになりました

豚のエルメスを食べちゃうの??
だってエルメスは食用じゃなくてペットだったじゃん
おかんが心底かわいがってたペットだったじゃん
倫子ちゃんだって毎日手作りパンを食べさせてかわいがってたじゃん
エルメスの眼差しぬくもりに癒された日もあったじゃん
それを殺して解体して食べちゃうの??
いや~~考えられへん!

百歩も千歩も譲って
それもありとしましょう
生きるという事は食べる事ですからね
私だって別に菜食主義でもないし
生きてるものの命を日々頂いて生きているのですから
でもでもここまで詳しく詳しく詳細に
エルメスをバラバラにしていく過程を描写していく必要は無いのではないか
バラバラにした肉や内臓 頭や皮膚や血にいたるまで
無駄なくお料理にして皆で頂きエルメスを浄化させるのは素晴らしいことなのかもしれない
でも~~~ペットですやん(~~
私には受け入れられにゃい
背中がゾワゾワして吐き気がしちゃった

この本はほんわか系だと思い込んで読んでたので
途中からあまりの展開に衝撃をうけました

でも読んでて違和感もあったのよね
この倫子ちゃんって自然志向的でシンプルで素朴なイメージで
真心こめて祈るようにお料理に向き合う真摯な姿に騙されちゃいますが
すごいしたたかなで厭らしい面も見え隠れしてるんですよ

特に熊さんに対して
なんだか随所に熊さんを誘ってるような
気持ちの悪い厭らしさが見え隠れしてるんですよ
熊さんひっかかるな~~ですよ

大体水鉄砲ベイビーってなんすか??
ありえへん!
おかんもその辺のこと濁したまま逝っちゃうし

倫子ちゃんの
「私はどうしても、恋人を例外として自分の作った料理を食べている人の顔を、正面から見ることができない。それは私にとっては性器の中や乳首の先を虫眼鏡越しにじっくり観察されるよりも恥ずかしい行為だった」とか、最後の方に出てくる文章で
「タコが自分の足を食べて腹を満たしているようで、猫が自分の性器をぺろぺろと舐めているようで、何かを食べているようだという実感が全然わいてこないのだ」とか
こんな言い回しをする感性が分からない
小川糸さんの意図が分からない
他にもこのお話の雰囲気にはとても違和感のある言い回しが随所にあって
読んでていちいち心に嫌なものがひっかかるのです

この本売れたんだよね
評判良くて映画にもなったんだよね
私には何が良いのか分からないわ
生きるという事は生きているものの命をいただくって事は改めて分かったけど
でもかわいがってたペットは頂かないわ
戦時中の日本じゃあるまいし
何でも口に入れなきゃ餓死しちゃうって状況でもあるまいし
そこまで食に貪欲にはなれないわ

読む前は映画にするんなら蒼井優ちゃんあたりが似合うんじゃないかしらと勝手に思ってたけど
イメージだけでそう思ってたけど
読んだ今となっては柴崎コウさんはベストキャスティングだわ
なんだか裏がありそうなとこがピッタリだわと思うのでした

この本で涙した方もたくさんおられるんだろうけど
そんな方がもしこのブログ読んだら嫌な気持ちになるんだろうけど
ごめんなさいね
私にはこの本の良さを読み取る感性が無かったってことだわね(ーー;;
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by usaginokuniy | 2010-05-25 10:47 |